第55回 九州リウマチ学会

会長挨拶

金谷 文則 写真

第55回九州リウマチ学会
会長 金谷 文則
琉球大学大学院医学研究科整形外科学講座 教授

 2018年3月3日(土)、4日(日)、沖縄県那覇市の沖縄県市町村自治会館にて第55回九州リウマチ学会を開催させていただきます。前回は2003年に会長を務めさせていただき、1989年には井上助教授(当時)、2008年と2013年には潮平先生(豊見城中央病院)が沖縄で開催いたしましたので沖縄開催は5回目になります。今回のテーマは「リウマチ診療の現在と今後の展望」です。

 関節リウマチの治療は、アンカードラッグとしてのMTX投与の標準化や、バイオ抗リウマチ薬の登場により臨床的寛解が可能になりました。薬物療法の進歩に伴い従来、抗リウマチ薬不応性の滑膜炎が適応であった滑膜切除術は減少しています。一方、X線写真で骨びらんが減少し、Sharp scoreが改善しても、一度消失した軟骨は改善しません。血液所見で寛解が得られても、関節リウマチの初発関節である手・足関節の障害は進行し様々なADL障害を引き起こします。

 21世紀に入りリウマチ治療は寛解を目指すことが可能になりましたが、残存する関節機能障害には外科的治療は有効です。主題として1.「寛解を目指すリウマチ医療」、2.「スタンダードな治療不応例に対する対策」、3.「関節障害に対する手術療法とADLの改善」を企画しており、新潟県立リウマチセンター名誉院長の村澤彰先生の特別講演の他、教育講演・ランチョンセミナーを予定しております。

 沖縄の3月は冬が終わり大地に潤いが増す「うりずん」(初夏を意味し語源は「潤い初め」)の時期です。学会では熱いディスカッションを学会後は沖縄の「うりずん」を満喫して頂きたいと存じます。皆様の御来沖をお待ちしております。

平成29年10月吉日

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